夜もおすすめ。プエルトガレラの観光地「タマラオの滝 Tamaraw Falls」に小型水力発電機が設置されました！

観光地、タマラオの滝のライトアップが始まったので久しぶりに見に行って来ました！

国際協力機構（JICA）プロジェクトにより、徳島県「喜多機械産業株式会社」の小型水力発電機がプエルトガレラのタマラオの滝に設置されました。滝の水力を利用して発電された電気によって、飲料水浄化装置・LED街路灯（10基）・電動トライシクルを動かしています。

小型水力発電

こちらが喜多機械産業株式会社さんが設置した小型水力発電機です！水の落差を利用するタイプで最大5kw発電をします。

こちらは阿南工業高等専門学校さんが設置した小型水力発電機です！こちらは横に流れる水流の力で最大1kw発電をします。

滝の周りを水力発電の配管が通っています。

LED街路灯

近隣住民や観光客の防犯・治安のために、LED街路灯が設置されました。この街路灯によって観光地付近が夜もきれいにライトアップされています！今までは真っ暗でしたが、これからは安全に夜の観光も楽しめそうです。

飲料水浄化装置

飲料水浄化装置・水の浄化タンクを設置することで滝の水が飲めるようになりました！

これからはタマラオの滝で安心な飲料水を飲むことができます。

美味しいお水を飲んで思わずにっこり！
この清潔な飲料水が近隣の人々に配られています。この水を配るために愛媛「渦潮電機株式会社」の電動トライシクルが活用されているんです。

電動トライシクル

この発電機で電動トライシクルの充電までできるんです。この電動トライシクル、現時点では30万ペソもするそう！今は現地のトライシクルドライバーにはとても値段が高くて導入することは難しいですが、いつかプエルトガレラの町中を電動トライシクルが走る日がくるかもしれませんね。

以前、プエルトガレラの市役所で電動トライシクルが導入されるのでは！？なんて噂もあったのですが、タマラオの滝付近のみで活用されています。日本とJICAとプエルトガレラ市のロゴシールが貼られた電動トライシクルは必見ですね！

プエルトガレラ地域住民の協力

フィリピンの太陽がジリジリと照る中、このプロジェクトにおいてたくさんの地域住民が集まり設置に向けて協力していました。

工事完了の際に、ライトアップされた滝の入口でみんなでパチリ！

最後に、現在タマラオの滝で運用を行ってくれているプエルトガレラ市スタッフさん・工事業者さんと記念撮影！

---

このプロジェクトにより安全確保の街灯が設置され、清潔な飲料水を提供できるようになり、水力発電でトライシクルが充電され、このトライシクルで住民に水が配られています。

未電化地域もまだまだ多いミンドロ島プエルトガレラ。自然を壊さずに日本の技術によって住民にライフラインを確保できるって素敵なことですよね。
すでに行かれたことのある方も、これからは夜に訪れると今までと違った雰囲気で観光を楽しめます。プエルトガレラにお越しの際は是非行ってみてくださいね！

もっと小型水力発電について知りたい方は、こちらがおすすめです。
喜多機械産業株式会社のブログ

喜多機械産業株式会社 小水力発電プロジェクト 参加企業

徳島：喜多機械産業株式会社（小型水力発電）
http://www.kitakikai.co.jp/

徳島：阿南工業高等専門学校（水力発電開発）
http://www01.anan-nct.ac.jp/

徳島：東西電工株式会社（LED街路灯）
http://wwwd.pikara.ne.jp/tozai/

愛媛：渦潮電機株式会社（電動トライシクル）
http://www.bemac-uzushio.com/

香川：四国電力株式会社（ミンドロ島電力会社指導）
http://www.yonden.co.jp/

高知：オリエント・パール・リゾート（ベースキャンプ地）
http://orientpearl.web.fc2.com/