Covid-19感染拡大防止のエリア分類について、ニュースを読むのにややこしく感じたのでまとめました。ご参考ください。5月12日のフィリピン政府から発表された「コミュニティ隔離措置の変更」の内容です。
隔離措置の分類とは?
最も高リスク=ECQ
最も厳格な在宅ルール等が課せられるエリア。(今回の発表ですべての地域がECQから解除されます。)
高リスク=Modified ECQ(変更されたECQ)*MECQと表記されています。
引き続き、原則は自宅で過ごしますが、生活に必要な物を手に入れる場合に家を出ることができます。また政府から再開許可をされた産業で働くことができるようになります。そしてジョギングやサイクリングなどの屋外での運動は、マスクをして2メートルのソーシャルディスタンスを保てば許可されます。(在宅ルールに対して屋外運動の許可がどこからどこまで良いのか、曖昧な印象を受けます。)※マニラ・ラグナ州・セブが該当します。
中リスク=GCQ
上記MECQの内容に加えて、地方自治体や他の重要なサービスに関わる仕事で働くことができるようになります。※バタンガスが該当します。追記5/15: ※プエルトガレラが該当します。
低リスク=Modified GCQ(変更されたGCQ)
厳しい検疫や在宅ルールは伴いません。ですが、マスクの着用・こまめな手洗いとうがい・ソーシャルディスタンスの確保など健康に関する基本ガイドラインは守る必要があります。※プエルトガレラが該当します。
この4つで表現されています。今回の発表でプエルトガレラのあるミンドロ州(ミマロパ地域)はModified GCQエリアになりました。
追記5/15: 14日の発表によりGCQが再び適用されました。詳細はこちら。
移動に関する内容は?
高リスク=Modified ECQ
公共の交通機関(電車 MRTやLRT・バス・ジープニー・トライシクル・タクシーなど)は許可されません。またGrabタクシーなどの配車サービスも使えません。プライベートな企業用のシャトルバスや、個人所有の車は2人乗りまで、バイクや自転車は1人乗りまで許可されます。
飛行機に関しては、限定された国際線とフィリピン人の帰国は認められますが、国内線・島の移動は不可です。なので、引き続きマニラとセブ発着の飛行機移動はほぼ不可能です。
中リスク=GCQ
公共の交通機関は許可されますが、発熱のチェックなどは引き続き行われます。またプライベートな乗り物(車・バイク・自転車)については全面的に許可されます。
飛行機に関しては、共にGCQエリア間での移動であれば許可されます。
バタンガスがこれにあたりますが、フェリーの運行に関しては記述が見当たりません。情報がわかり次第掲載していきます。
低リスク=Modified GCQ
GCQと同様に、公共の交通機関は許可されますが、発熱のチェックなどは引き続き行われます。またプライベートな乗り物については全面的に許可されます。
飛行機に関しては、すべてのフライトが再開ができますが医療チェックがあります。プエルトガレラへはマニラから水上飛行機が飛んでいますが、情報は現在不明です。
その他の情報
上記の分類エリアを把握した上で、各項目についての詳細は以下のプレゼンテーションがとても参考になります。活動再開できる業種など細かく掲載されています。
ですが、観光地や旅行代理店に関しては厳しい状況が続きそうです。最後のプレゼンスライド(21ページ)が参考となります。プエルトガレラが該当する「Modified GCQ」は営業活動に関する記載がないため、全面的に解除と捉えることもできそうですが、すべてが通常通りにはならないと予想されます。ご参考ください。
参考:Rappler / EXPLAINER: What’s modified ECQ and modified GCQ?
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